移転拡張後の中央保育園が福岡市の待機児童解消に繋がるという嘘|待機児童解消の切り札でもなんでもない


福岡市の中心地(最も栄えている区)は中央区の天神でしょう。これは福岡市に住む人であれば多くの人が納得すると思います。

最近は新博多駅の完成により博多駅近辺も賑わってきましたが、天神はオフィスや地元大企業本社などがあるだけでなく、デパートやオシャレなカフェ、美容室、洋服など買い物をするショップ、飲食店などがギュッと詰まっており、県外からの人も天神で買い物をしたりと、渡辺通りや西通り、国体道路などは平日休日問わず賑わっています。

一言で言うと繁華街ですね。

だから人口も多く、保育所需要も高いと思われていますが実際のデータは違います

実は中央区に住んでいる人は少ないのです。

特に天神中心地区(渡辺通・春吉・大名・今泉・天神)は飲食店や店舗、オフィスが多いのでイメージしやすいと思います。

福岡市の人口は150万人を超えましたが、区毎の内訳はこうです。平成25年8月1日のデータ※福岡市ホームページより)

1位:東区  300,103人
2位:南区  252,421人
3位:博多区 221,747人
4位:早良区 213,869人
5位:西区  200,252人
6位:中央区 187,023人
7位:城南区 129,228人


ご覧のように、福岡市内で最も人口が多いのが東区であり、次いで南区、博多区、早良区、西区と続き、中央区は第六位(下から2番目)、最も人口が少ないのが城南区です。

福岡市民であれば、言われて見ると納得できると思います。

中央区(特に天神地区)は繁華街であり、住居自体がそもそも少ないですし、独身の人が多いのです。(単身用マンションも多い)

家賃も高いために広い家を借りようと思えば、かなりの家賃がかかりますし、マンションを購入しようとするのであれば、他の区より高額になります。

天神地区で土地を買い一軒家を建てるなどは一般家庭の収入ではまず不可能です。(億単位)

結果として、結婚したり子供ができたり、家を購入する時などに中央区以外(東区や南区など)に引っ越す人は多いのです。


それはデータにも表れていて、上記、福岡市のホームページからExcelデータでダウンロードして、世帯平均の人口を割り算で算出してみました。

福岡市の区毎の一世帯平均人数


【上記福岡市ホームページの最新の平成25年8月1日のデータをもとに分析した結果】

詳細は上記をご覧ください。結果概要はこちら

一世帯当たりの人数
福岡市全体 2.03人

1位:西区 2.40人
2位:早良区 2.30人
3位:東区 2.15人
3位:南区 2.15人
5位:城南区 2.03人
6位:博多区 1.68人
7位:中央区 1.65人


ご覧のように、中央区は最下位です。つまり、独身者が最も多い区ということ。

しかもこれは中央区全体であり、天神中心地(渡辺通、天神、大名、今泉、春吉、西中洲)では11,474世帯で15,940人ですから一世帯の平均人数は1.39人です。
※1.5人を切るということはつまり、結婚していない世帯(独身)の方が過半数を占めます。(例:夫婦子供無しのA世帯+独身者のB世帯÷2=1.5人)。独身者より結婚している世帯の方が少なく、子供までいる世帯はさらに少ないということです。



また、上記資料の下の方に月の出生人数がでていますが、

1位:東区  299人
2位:博多区 218人
3位:南区  210人
4位:西区、5位:早良区と来て、、、また6位(下から二番目)が中央区で、7位が城南区。


中央保育園の待機児童数

上記データは待機児童にも当然ながら表れています。

実際に、今年4月の中央保育園(今泉)の待機児童数は11名であり、薬院にある、のぞみ保育園は19名。大手門にある城北保育園は待機児童11名など近隣で51名の待機児童数です。

天神中心地に最も近い中央保育園が多いわけではありません。なぜなら天神中心地区は独身者が多く、実際に中央保育園に通っている園児も中心地ではなく赤坂よりの警固地区から通っている家庭が多いのです。

実際、中央区で最も待機児童が多い地区は平尾地区です。(都心部に起こるドーナツ化現象で住宅街は薬院や平尾、もしくは西側の警固や桜坂などが子持ちの世帯が多いから。)

中央保育園近隣の待機児童数2

※ちなみに、こちらが近隣の保育園配置図。天神駅に近づくほど独身者が増えます。
中央保育園と近隣4園

そして、中央区より子持ち家庭が圧倒的に多い東区や南区に待機児童数も多いのです(さらに生まれる赤ちゃんも東区、南区は増え続けています)

中央区の待機児童数より多い東区の待機児童数は143名、南区は152名です。※2013年4月1日現在


しかし、現在の待機児童ニーズが最も高く、出生数も最も多く、人口も最も多い東区に保育園の新設予定は現在のところありません。南区ですら1園のみ。


つまり、今後、福岡市内で東区の待機児童がさらに切迫するのは目に見えています(実際は保育コンシェルジュを活用して待機児童数とカウントしない手法を使い数字上は待機児童ゼロに持って行くのでしょうが。。。)


東区に大規模保育園を作るのであればまだ分かります。しかし、天神中心地に作る理由はデータからもないわけです。(東区に大規模といっても300名規模の園などは平成の時代に日本初でしょう。東区に90名規模の園を3園新築する方が、選択肢が増えるので待機児童解消になります)


大体、殆どの親は職場よりも自宅近くの保育園に預けるケースが多いです。理由を尋ねると「小学校の校区があるので、小学校に入学したときに友達がいる方がいい」と言われる親が多く、中央保育園でも地元の警固小校区の園児が最も多いのです。

「職場から近いので、すぐ駆けつけられるから」と中央保育園を選んでいる保護者も割合は少ないですがいますし、それを否定するつもりもありません。しかし、「自宅近くの保育園で22時まで預かってくれる認可保育園がないから」というような行政が関与した既得権問題により、中央保育園を選んでいる保護者もいます。認可保育園でも22時まで預かってもらえる保育園が自宅近くにあればそちらを希望される保護者もいるのです。

まあ、各家庭は様々な思いで通わせていますが、どの保育園であっても「自宅が保育園に近いから」という理由で選んでいる保護者が大多数を占めることを、子育てに関わっていたか分かりませんが髙島市長は市長として知るべきです。

これらのデータから分かる、髙島市長による嘘の発言の数々

髙島市長は福住や西鉄を儲けさせるために、利権が絡んだ保育所に適さない土地への強行移転をするために、マスコミを通じてこう発表しています

天神中心地区にはニーズが多い

と。

さて、上記データをご覧いただければ分かりますが、

独身者が最も多い天神中心地にニーズがある

待機児童解消の切り札は中央保育園の移転だ。

中央保育園が移転できなければ待機児童が解消されない


これは正しいでしょうか?間違っているでしょうか?

どなたでも理解できると思います。中央保育園の待機児童解消をするのであれば、現地建て替えで充分可能ですし、中央区全体の解消したいのであれば、90名規模の保育園を一世帯あたりの人数の多い町である平尾や草香江、警固に増やした方が良いのです。

データで見れば、どなたでも分かると思います。(しかも福岡市が公開しているデータですし、福岡市や髙島市長もこの事実を知っています。しかし、中央保育園にこだわり嘘を重ねる理由はあのいわくつき土地なんです)

東区の待機児童は当然ながら今後も増え続けるはずですが、これで東区の待機児童数が来年4月になぜかゼロになれば、髙島市長(福岡市)が何をしたかは分かると思います。

待機児童数を未入所児童数に変換するマジックを使い、実態は別にして待機児童を数字上はゼロにして公約達成をするということです。

また、髙島市長が最近使う言葉はこれです。必ず最近は発言しています。もうこれしか逃げ道がないかのように・・・・

「待機児童の家庭からも多くの要望がきている(だから中央保育園の移転は必要なんだ)」


これも上記データをもとに考えるとお分かりになると思います。

待機児童の家庭からの要望と言っていますが、実は肝心な事はまったく発言していません。

中央保育園の待機児童の家庭からの要望なのか?だとしたら移転先の危険度を理解した上で自分の子供を預けたいと言ってるのか?

中央保育園ではなく、中央区全体の待機児童の家庭からの要望なのか?

中央区でもなく、東区や南区なども含めた福岡市全体の待機児童の家庭からの要望なのか?

そもそも、データはどうやってとっているのか?何名から要望があったのか?証拠は(電話だから無いとでも言うのか)?

というところです。

実際に東区や南区など待機児童が多い家庭からの要望は相当福岡市に来ていると思います。しかしそれは、「中央保育園を移転させてほしい」という要望ではないはずです。

東区や南区など居住地近くの保育所を増やしてほしいという要望や、中央区内の他の地域の要望も混ぜて、発言をされています。

中央保育園であれば、待機児童数は11名ですから、兄弟時を二重カウントしても最大11家庭からの要望ということでしょうか?

私たちはそもそも待機児童解消には大賛成です。中央保育園の待機児童を解消するためであれば、現地建て替えで充分可能ですし、天神中心地ではない本当のニーズのある地区に常識的な最大150名規模の保育園を建設するのが普通でしょう。

また東区や南区にもどんどん保育園が出来て欲しいと思っています。

私たちや一万名以上の福岡市民が許せないのが天神中心地にニーズがあるように見せかけて、待機児童解消という大義名分を使ってあの広大な保育園に適さない土地を裏で不透明な手続きで9億円もの税金を使い購入し、子供達の命よりも関係企業への天下りや利権を重視していることです

「天神中心地に近い方が交通の便もよい」という嘘

こちらはまた別の機会に書きますが、中央保育園に公共交通機関(バス、電車)で通っている家庭は殆どいません。自宅から徒歩→自宅から自転車→車の順番であり、天神中心地に行けば行くほど、交通量は増えるので渋滞にも巻き込まれ、徒歩や自転車は車と接触する確率が増え、現在の利用者からはとても不便になるのです。

さらにあの死の前面道路です。

髙島市長はマスコミを通じて、これまでデータに基づかない多くの嘘を言ってきました。今後もそういう発言をされると思います。

市民の皆さんはその際に本当に正しい事を言っているかこの記事を元に冷静に判断してください。

「天神中心地にニーズがある?」

「中央区は人口が増えてきているから保育所のニーズがある?(天神中心地は中洲の関係で昔から独身世帯(特に女性)が多いのに)」

「待機児童をもつ家庭からの要望がある?(中央保育園とは言わない)」


すべては、黒い話を隠すために広報戦略室との打ち合わせをして、後からつけてきたものです。

まとめ


福岡市民のイメージとして、以下のようなものがあると思います。私たちもこうやってデータを調べるまでは誤解していたものもあります

・中央区が一番人口が多い(実際は6位)

・天神中心地にニーズがある(実際は独身世帯が多い)

・天神に近い方が交通の便利がよくなる(実際は徒歩や自転車で通園しているため現状より遠くなり渋滞に巻き込まれる家庭の方が多い)

・待機児童は中央区が最も多い(実際は東区や南区など子供を持つ家庭が多い地区)


などです。

先入観なくデータを見て頂くことでご理解いただけるのではないかと思います。

この記事が何かしらの参考になればと思います。

追伸

東区や南区の待機児童の家庭はぜひご連絡ください。一緒に活動しましょう。

東区や南区の保育園増設の声は今、天下りと利権の絡んだ企業を儲けさせるために中央保育園の移転にだけ使われています。

福岡市の待機児童が全国的に見ても多いのは、東区への対策を放置してきた過去だけではなく、現在進行形で市長自身が無視をしているからです。福岡市が抱えている本当に改善すべき問題は東区の待機児童解消なのはこのようにデータが証明しています。

 
SPONSORED LINK

私たち保護者は待機児童解消には大賛成です。本サイトをご覧いただければご理解いただけていると思いますが、現在、保育園に通わせられている私たちだけが良ければ良いとは思っていません。待機児童解消には大賛成です。しかし、今回の移転は待機児童解消にすらならないのです。待機児童解消にならない今回の移転計画の詳細はこちらをクリック。現地建て替えで実は天神地域の待機児童解消となる定員増の計画でした。吉田前市長時代から、三年も費やして練られた計画であって、私たち保護者も納得していました。ところが高島市長はそれを覆し、保育園に適さない不必要な土地を関係企業から購入する決断をし、子供達の命を危険にさらしているのです。現地を知る人は皆さん、「あそこは保育園としてありえない」と言いますし、不動産鑑定士の先生も同じ発言をされています。上記記事をご覧いただければ納得いただけると思いますが、私たちは本当に待機児童解消を求めています。平成26年4月には待機児童を未入所児童に変換し、見せかけだけの待機児童ゼロを達成したと発表をするために、適さない土地にマンモス保育園を建設しようとしているのです。そしていつか命が失われるのです。

住民訴訟のために弁護士費用等に関して寄付のお願い。新聞やテレビでも報道されていますが、福岡市に対して住民訴訟や裁判をおこなっています。保護者や先生方だけでは資金面で難しいため、裁判費用等に充てるために寄付のお願いをしております。少額で構いませんのでぜひ、ご協力のほどよろしくお願いいたします。助けてください


«  ← 次の記事|
|前の記事 →  »

SPONSORED LINK

2 Responses to “移転拡張後の中央保育園が福岡市の待機児童解消に繋がるという嘘|待機児童解消の切り札でもなんでもない”

  1. 無責任な市職員 より:
    高島たちの嘘がバレバレですよね!!!!!
  2. 嶽村 より:
    ウソの上塗りも、市長の立場を利用すれば、「市政だより」の堂々記事になるんですね。お忙しい中、丁寧に事実を列記してのコメントに頭が下がります。共産党中山議員のアンケートコメント「大義は、保護者等、皆さんの側にあります」に納得。150万市民に、数々の事実を知ってもらうことが大事ですね。
サブコンテンツ

このページの先頭へ