入園者数を偽装している福岡市
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地元にすむ保護者同士のネットワークはありまして、一次募集の段階で中央保育園に申し込んだ保護者(2才児以下)が定員で断られたことをよく耳にします。最終的には区役所に無認可保育園を勧められ、そっちに入ることになりました。(これは氷山の一角。これでも待機児童はゼロになりました。と4月に高島市長は発表するのでしょう。)
待機児童というのはそもそも、小学校入学前の全年齢でおこっているわけではりません。福岡市(というか全国)では0~2才児の家庭が待機児童であり、どの保育園も3才児以上であれば入園するのはハードルが高くありません。
中央保育園でも同じ。今回定員を増やしたのですが、実際には0~2才児は定員を超えており、待機児童確定。3才児以上に空きがあるのですが、それを発表せずに「300名中294名の申し込みがある(まだ若干申し込める)」とだけマスコミに報道させ、3才児以上を埋めようとしました。※この294名中、50名は0~2才児なので断られるのですが、それをあえて含めて発表するのが定員割れを隠しながら、申し込みを増やすポイント。
当然ながら、2才児以下の人たちが上記情報を聞いて申し込みにきますが、全部断られています。
結果として、150名定員を増やしたのに待機児童解消になったのは40名ほど。待機児童1人あたりを解消するために3,250万円/人の税金使ったのが、高島市長が考えた待機児童解消施策。日本全国で見ても、待機児童解消一人当たりに3250万円の税金を投入した施策はありません。しかも高島市長の支持母体である公明党と関係のある不動産会社 福住さんや自民党と関係のある西鉄に利益を提供する施策。
日本一税金をかけてやって恵まれている環境かと言えば、保育士全員が反対するように、これまた日本で例を見ないラブホテルとパチンコ店に囲まれ、危険な道路に面して避難経路も存在しない環境です。※最小経費最大効果原則(地方財政法第4条および第8条、地方自治法第2条第13項を参照)から見れば明らかに違法
3250万円を年200万円一家庭に配れば、パートで働く必要はなくなり16年もちます。つまり、16年間一人の待機児童解消ができるわけです。
その間に少子化の影響で子供はさらに減りますし、本当にニーズのある平尾や警固にも保育園ができて、そっちに流れていきます。結果、定員割れが起こり中央保育園の経営破綻などは将来的におきなくなるんですけど、市はどうでもいいんですよね。建設した初年度にさえ数字上埋まれば、後のことは園の責任にできますから。
で、夜間保育に関しては、近隣の第2どろんこ保育園でも定員割れのようにそもそもニーズが無かったわけです。当然ながら、定員割れとなっています。
そこでスゴイコトが起こっています。市が夜間が定員に達したように偽装夜間として昼間に預けたい家庭を中央保育園を紹介しているのです。
詳細はこちらをご覧下さい。また脱法的なやり方をしています。園はこのようなやり方を勝手にされて困っています。
これが許されるのであれば、夜間保育をしている第2どろんこ保育園も同じ手法で昼間を埋めて補助金を多くもらえばいいと市側が勧めているようなものです。
移転の中央保育園 入園者数偽装に走った福岡市 失政隠しに「夜間保育」の抜け道利用
4月の段階で夜間は定員割れでも良いじゃないですか?
5月とかに夜間保育に本当に預けたい保護者がでてきても、偽装夜間で昼間保育をさせているから枠がなくて入れないんですよ?
夜間のニーズがあるとか言っていたあの発言はなんだったんですか。ほんと、待機児童の家庭をバカにし、利用するだけ利用して自分の評価を上げようとするのはやめてほしい。というか市長やめてほしい。
追記
この件が明るみになった事で、市が動きました
私たち保護者は待機児童解消には大賛成です。本サイトをご覧いただければご理解いただけていると思いますが、現在、保育園に通わせられている私たちだけが良ければ良いとは思っていません。待機児童解消には大賛成です。しかし、今回の移転は待機児童解消にすらならないのです。待機児童解消にならない今回の移転計画の詳細はこちらをクリック。現地建て替えで実は天神地域の待機児童解消となる定員増の計画でした。吉田前市長時代から、三年も費やして練られた計画であって、私たち保護者も納得していました。ところが高島市長はそれを覆し、保育園に適さない不必要な土地を関係企業から購入する決断をし、子供達の命を危険にさらしているのです。現地を知る人は皆さん、「あそこは保育園としてありえない」と言いますし、不動産鑑定士の先生も同じ発言をされています。上記記事をご覧いただければ納得いただけると思いますが、私たちは本当に待機児童解消を求めています。平成26年4月には待機児童を未入所児童に変換し、見せかけだけの待機児童ゼロを達成したと発表をするために、適さない土地にマンモス保育園を建設しようとしているのです。そしていつか命が失われるのです。
住民訴訟のために弁護士費用等に関して寄付のお願い。新聞やテレビでも報道されていますが、福岡市に対して住民訴訟や裁判をおこなっています。保護者や先生方だけでは資金面で難しいため、裁判費用等に充てるために寄付のお願いをしております。少額で構いませんのでぜひ、ご協力のほどよろしくお願いいたします。助けてください
保育士の先生方も皆が現在の予定地へ反対表明をしています※必読
この移転問題の真相その1。西鉄と中央児童会館と髙島市長編※必読
実際は福岡市の待機児童解消にはならない中央保育園移転をデータで証明※必読
配布・拡散用のビラ「市長の公約よりこどもの命を優先してください!」※ご自由に配布・周知・拡散ください
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