建設着工したというまやかし。作られた事実でもみ消そうとする愚
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以下は、保護者の会役員からの報告書です。先日の7月20日(土)に保育士、保護者、そして移転計画に反対する市民1万人の声を封殺するように建設工事が強行された。
今回、新たな事実が発覚したのだが、それを知ることで、高島宗一郎福岡市長の思惑が明らかになった。
2013年7月24日(水)の午前中に保護者会メンバーの一人から
「そう言えば、あの現場、工事関係の標識設置してなかったよね。」という話が出た。
「そう言えば見ていない」と言う事に気づき、早速建設現場へ行ってみた。
すると、標識は二つ設置してあったが、福岡市の建築指導課へ確認すると、
「(通常3つですから)ひとつ足りません。」と言う回答をもらったので、(北洋建設が管理している)現場へ行政指導をかけるように要請した。
その後、午後になって建築指導課から連絡があり、「ちゃんと掲示するように指導した旨」の報告があった。
まあ、ここまでは良かったのだが、現場にそのことを確認に行き、現場監督に面談を求めた。そして、「標識はいつ設置したのか?」と尋ねると、「標識を設置したのは昨日(23日)です」。という。
いやいや、
「(準公共事業でもあるのに)7月20日の土曜日から始めているのに、労災の標識も設置しないとかいかんだろう。」という話をした。
そこで、「設置標識はなかったのか?」と尋ねると、
「標識は7月20日以降ずっと現場事務所にはあった。」と言うではないか?
では「なぜすぐに設置しなかったのか?」と尋ねると、
「会社側から指示を受けていない。昨日(23日に現場監督の)私の方から訪ねて許可されたので設置しました。」と言う。
「それはマズイだろう。こういう現場なのだから、もっと神経質になってもらわないと、非常に問題だ。」と指摘。
その後、ところで、「ナマコン車等はどこから入れるの?」と尋ねると、
「いえ、まだ搬入搬出ルートも決まってませんよ」と言う。
「!?え?」
そこで、「では工期はどうなっているの?」と尋ねると、同様に
「まだ、会社の方で調整中かと思います」と言う。
「!?え?」
びっくりである。つまり、工事は何も始まっていないのである。
考えてみれば当然なのだが、
・搬入搬出ルートも説明していないむしろ、そんな工事など出来ない。と言っても過言ではない。
・工期、工程評も見せていない
・つまりは近隣説明さえ満足にしていない
中で着工などあり得ないのである。
そもそも、これだけの社会問題にもなった話の焦点である疑惑の土地の工事である。
ロクな近隣説明もなく、実際に工程も決まっていない中での着工など出来るはずもないのである。
つまり、現実にはまだ着工してはいないのである。
では、高島市長はなぜことさらこれ見よがしに「着工する」と言う記者会見まで行って進めたのか?
柵設置———工事開始—工事—完成どちらでも最終的な工期に変わりはないのだ。柵設置だけあえて強行して進める必要など当然ながらなにもない。
工事開始(柵設置と同時)—工事—完成
にもかかわらず、保護者との対面した翌日の17日には強引に建設開始を決め、記者会見まで行い、土曜日に無理に意味のないような柵を設置したのだろうか?
普通に考えて、工程も決まっていない、多くの市民の反対もある工事を、なにもあわてて土曜日等にする必要など、どこにもないのである。
そうなると、何かしらの事情があった。と考るしかない。
何であるか?答えは簡単だ。20日着工が意味するところ。
ずばり選挙(21日)である。
テレビやマスコミがどちらを優先するか?
選挙のどさくさにまぎれて「着工した」と言う事実を作ってしまおうと思っただけである。
高島市長お得意の思いつきでやっただけ。なのだろう。
ちなみに、「7月24日の今日現在何の工事をしているのか?」と言う事を改めて考えてほしい。
未だに外周の目隠し柵でさえ廻らされていないのである。あの程度の目隠し柵は普通であれば1日ないし2日で完成する。
それがなんと4日かかっても完成していないのである。
まあ、出来ても実際の工事には入れないのでゆっくり時間をかけているだけなのだが。つまり、工事日程としては何も、20日の土曜日に始める必要など皆無なのである。
普通であれば、着工が始まったと言うことで世間はあきらめる(正確には世論を諦めムードに持っていける)。だから、それを狙っており、選挙に紛れて深く追求されないようにしていただけだろう。
20日着工というのはそういう実に姑息な策でしかない。
本当に情けない市の対応である。はなから市民の意見など聞く気はないと言う事がバレバレである。臭いものにはサッサと蓋をしてしまうというだけである。
呆れてものが言えない話なのだが、実は更に驚くことが行われている。
詳しくは次の記事
私たち保護者は待機児童解消には大賛成です。本サイトをご覧いただければご理解いただけていると思いますが、現在、保育園に通わせられている私たちだけが良ければ良いとは思っていません。待機児童解消には大賛成です。しかし、今回の移転は待機児童解消にすらならないのです。待機児童解消にならない今回の移転計画の詳細はこちらをクリック。現地建て替えで実は天神地域の待機児童解消となる定員増の計画でした。吉田前市長時代から、三年も費やして練られた計画であって、私たち保護者も納得していました。ところが高島市長はそれを覆し、保育園に適さない不必要な土地を関係企業から購入する決断をし、子供達の命を危険にさらしているのです。現地を知る人は皆さん、「あそこは保育園としてありえない」と言いますし、不動産鑑定士の先生も同じ発言をされています。上記記事をご覧いただければ納得いただけると思いますが、私たちは本当に待機児童解消を求めています。平成26年4月には待機児童を未入所児童に変換し、見せかけだけの待機児童ゼロを達成したと発表をするために、適さない土地にマンモス保育園を建設しようとしているのです。そしていつか命が失われるのです。
住民訴訟のために弁護士費用等に関して寄付のお願い。新聞やテレビでも報道されていますが、福岡市に対して住民訴訟や裁判をおこなっています。保護者や先生方だけでは資金面で難しいため、裁判費用等に充てるために寄付のお願いをしております。少額で構いませんのでぜひ、ご協力のほどよろしくお願いいたします。助けてください
保育士の先生方も皆が現在の予定地へ反対表明をしています※必読
この移転問題の真相その1。西鉄と中央児童会館と髙島市長編※必読
実際は福岡市の待機児童解消にはならない中央保育園移転をデータで証明※必読
配布・拡散用のビラ「市長の公約よりこどもの命を優先してください!」※ご自由に配布・周知・拡散ください
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中央保育園の記事がでかでかと掲載されています。しかも、先日市長が記者会見した、新園舎の写真も一緒に。
北洋建設は、町内の新築マンション問題で、対峙しました。歩行者の安全を要望していた私たちの写真を撮っていて・・。
こ市政だよりは各メンバーですぐに確認をしましたが、
「税金を使って、自分の正当性を主張するためだけ」
にこのような事をするとは・・・・という思いでいっぱいです。
保護者も保育士も面会の際に、一人として「あの土地をいかすために改善してほしい」など一言も言っていないんです。
そういう声を無視して、利権の絡んだ土地を何とかして使うためだけに、さらに税金を投入するという考えがもう終わっています。
福岡市に必要のない市長だということがハッキリと分かりました。
北洋建設は、20日の日もずっと写真やらビデオやらで保護者達を撮っていましたね。
こちらも全員撮りましたが。
まあ、いい噂を聞かない企業なので・・・・こういう問題のある現場経験も豊富なのでしょうね。